「あの頃ペニー・レインと」
米/'00年製作/キャメロン・クロウ監督
ロックのジャーナリストを志す「箱入り息子」が、取材対象でありファンであり意気投合したブレイク寸前のロック・バンドのツアーに同行する中で、様々なものに出会い、学び、喜び、恋をし、ときに傷つく姿を描いた映画。昨年度アカデミー主演男優賞を受賞したフィリップ・シーモア・ホフマンも出てます。
過保護な親を持っても、グレないで良い子に育つのもいるのか、と驚き。姉は嫌気が差して家出ちゃったのに。母親は自分の意見を通したいわけじゃないってことはとても伝わってきます。娘が家を出ると言ったときも自主性を尊重したし、息子がロックにはまってるのも頭から否定はしなかった。彼女はとても良い親なんです。ちょっとウルサイだけで。
ロックの世界がどんなものかは知りませんが、ロックだけでなく色んな世界にペニー・レインみたいな女の子はたくさんいるんでしょう。彼女らに、またウィリアムのような、夢を追い現実に傷つく子供達に幸あれ。