ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「贋作・罪と罰」

日本/'06年再演/NODA・MAP(野田秀樹脚本・演出)


ドストエフスキーの名作「罪と罰」を野田秀樹が舞台を日本の幕末に移し舞台化。NODA・MAPを立ち上げた野田秀樹がその第二回公演に持ってきたのがコレ。主要キャストに松たか子古田新太段田安則らを据えての、満を持しての再演です。劇場で観たかったのですが金策がつかず・・・(泣)
原作は手塚治虫の漫画で慣れ親しんでいて大体の流れがわかっていたので、より楽しめたかと思います。野田秀樹らしくないとも言われているみたいですが、若輩者の私にはさっぱり。でもらしい・らしくないなんて関係なく、その世界にしっかり引き込まれたという事実が大切ですよね。
一人で何役も演じ、朗々と台詞を読み上げながら狭い舞台を走り回る、その力強さといったら!ブラウン管の中からでも伝わってくる役者たちの勢いは凄まじかったです。やっぱり生で観たかった!!