「王になろうとした男」
米/'75年製作/ジョン・ヒューストン監督
未開の地を征服し王になろうとした2人の男の栄光と陥落を描く。
荒唐無稽の物語なのに伏線をしっかり回収していく脚本のうまさ。はじめは善良な統治者が小さな私欲から独裁者へと変わっていく過程を描いているともいえます。あれよあれよの偶然をチャンスにすり替えのしあがっていくまでと、権力にまやかされそれが自分の必然たる力だと思い込んでいくのにはそう時間はかからない。
ショーン・コネリーとマイケル・ケイン。それを書き留めるクリストファー・プラマー。