ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「DNA-SHARAKU」

日本/'16年公演/小林香作・演出


芸術を創造する力を弾圧する近未来の政府に立ち向かう若者たちの闘いを描くミュージカル。
全体的に大味なのと、シーンのつながりが見えにくく、上演時間以上の長さが感じられ。出演者は商業演劇らしく、多ジャンルの豪華キャストながら、要はそれだけ。そもそも日本の芸術の源を写楽にみようとしたこと自体が共感できなかったです。写楽は決して本流ではないと思うし、江戸以前はどうなんだという突っ込みを禁じ得ない。複数の年代が交差する設定も活かせておらず。未来と過去とひとりの青年だけで良かったのでは。
小関裕太ナオト・インティライミのW主演。AKB48田野優花は拾い物かもしれない。