ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE」

ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE
日本/'13年製作/佐久間宣行監督


キスを迫る女性たちから逃れつづける使命を帯びた男が、悪の組織の陰謀にアドリブで立ち向かう。TVバラエティ「ゴッドタン」の企画から派生した映画版です。
映画を巨額の製作費と資金調達の手段とここまで露骨に割り切った製作は画期的かもしれません。主役の劇団ひとりは「映画」だと認識したうえでロールプレイングし、それをロケバスから番組共演者がコメンタリーよろしく突っ込み続ける。映画作品としてみなしていいのか、という疑問はあれど、需要と供給はきっとマッチしており、そこらのTV映画よりも断然「映画」しているのではないかとも思ってしまいました。
劇団ひとりの語彙に嫉妬する。