ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「舞台『弱虫ペダル』」

舞台『弱虫ペダル』【DVD】
日本/'12年公演/なるせゆうせい作、西田シャトナー演出


友達のいないオタクの少年が自転車競技と出会いその天性の才能を開花させていく。マンガ原作のミュージカル舞台化作品です。
自転車レースが最大の見せ場となる作品ですが、舞台としての勝利の方程式は演出に西田シャトナーを起用したことです。ありがちなコスプレとキャラ芝居には辟易しながらも、シャトナーは透明の自転車を舞台上に出現させ、熱い戦いと友情とを描き切った。そのレースシーンは『破壊ランナー』そのもの。最初1時間をもう少し削ぎ落とせば良作でした。
まだまだ続編も上演予定だとか。個人的には黒田硫黄「茄子 アンダルシアの夏」を舞台で観てみたいなと。