ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「二都物語」

二都物語 [DVD]
英/'57年製作/ラルフ・トーマス監督


よくできた話だなぁと思っていたら、チャールズ・ディケンズの小説だったんでしたね。みんなが気に入る話でして、この映画はサイレント時代から数えて4度目の映画化。
内容から映画にのめりこんだのは久しぶりです。途中睡魔にやられたところもありましたが、ラストの主人公カートンの、愛する人のために、その夫を救うことに命を投げ出した一途な愛には感動しました。
愛する人のために死ぬ時が人生で最良の瞬間だなんて、むなしすぎます。しかしこれも男の美学か。貴族の男よりこっちのカートンの方がいいな。酒飲みだけど。