ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「飛ぶ教室」

飛ぶ教室 [DVD]
独/'03年製作/トミー・ヴィガント監督


エーリッヒ・ケストナーの名作「飛ぶ教室」を本国ドイツで映画化。展開は原作にほぼ忠実ですが、少し現代風にアレンジされており、ラップにのった劇や主人公ヨナタンと少女の恋を交えたあたたかい物語となっています。
映画オリジナル・キャラクターのモナがかわいかった。最初の万引きのシーンの意味がよくわからないけど。
原作がとても好きで、すでに自分の中にイメージができていたので、ちょっと違うなという感じが拭えなかったです。生徒たちは大体イメージに近かったのですがベク先生と、とくに"禁煙さん"が違った。私のイメージは本の挿絵にあった、ヒョロッと背が高くちょっと間の抜けた、眼鏡をかけている優しげな男性だったんですが・・・。あと、マルティンの感動挿話が削減されていてショックでした。あのエピソード好きだったのにな。

「ミラーを拭く男」

日本/'03年製作/梶田征則監督


変わった映画でした。定年間近の男が、突然全国のカーブミラーを拭いてまわりだす物語。主演に緒方拳。
まだ車を運転したことないのでよくは知りませんが、運転してるときにあんまりカーブミラーって見ないんですってね。アレは歩行者及び自転車のためのものなのかしら。
主人公が、まどろっこしくてしょうがない。寡黙な男なんでしょうが、見ててイライラします(笑)確かにああいう人もいますが。そして津川雅彦みたいな人も結構います(笑)リアルさはありましたね。
父親があんなんだったらイヤだなぁ。疲れそう。それにしても息子と娘の出来がいいのは、母親譲りか。茶髪の息子はDA PUMPの男(辺土名一茶、変わった名前だな。)だそうです。