突破口!
米/’73年製作/ドン・シーゲル監督
片田舎の銀行を狙う強盗集団が裏の金を偶然に手にしたことで警察とマフィアに追われる。
自営業のような勤勉さで強盗稼業にいそしむ主人公をどのポジションから観ればいいのか少し戸惑いつつ、でも物語が進むにつれて自然とわかってくるのは巧い。さくっと最愛の妻が死んでしまう冒頭とそこからの波乱の展開はミステリー小説さながらの練り具合で見応えありです。スカッとするようでなんか重たい、複雑な観後感でした。
ウォルター・マッソーはいつ見ても浦沢直樹の漫画に出てくるキャラクターにしかみえない。