日本/’20年製作/石立太一監督
戦争で腕を失い代筆屋を営む女が生き別れたかつての上官と巡り合う。京都アニメーションが製作する人気アニメの完結編を描いた映画版です。
本筋はありきたりで少し引いて観てしまうのですが、絡むように紡がれる小さなエピソードは涙なしでは観られません。時代は移り変わり、思いを伝える手段も電話という新たな技術が台頭する背景において、それどころか観ている現代のネット社会ならなおさら、文字を並べしたためる手紙のもつ「タイムラグ」の効果は計り知れないものがあるようです。
石川由依の透明感。