ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

THE FIRST SLUM DUNK

日本/’22年製作/井上雄彦監督


兄を事故で亡くした沖縄出身のバスケ選手が高校インターハイで最強の相手と戦いながら過去を振り返っていく。傑作漫画の最終章を漫画家自らアニメ映画化したものです。
伝説と呼んでもいい湘北対山王戦が動いている、それだけで嬉しい。原作から主人公をPGに入れ替え、語られなかった家族描写を交えて、人としての成長を描くというのはある意味バックステージものとも捉えられて、それも好みでした。映画作品として独立して成立しているかと考えると難しいところですが、観たいものを観させてもらえたんだと思います。
全体的におっさん声なのは気になるけど、それはそれ。宮城リョータ役には仲村宗悟