ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

アパッチ砦の攻防

日本/’11年公演(6演)/劇団東京ヴォートヴィルショー(三谷幸喜作、永井寛孝演出)


マンションの一室に引っ越してきた男と、前に住んでいた男が巻き起こす家族にまつわるドタバタ劇。
勘違いが勘違いをよぶ脚本の妙が光る一方、スラップスティックの感も強いシチュエーションコメディ。芝居がクサいのはたぶん劇団の色なので置いておくとして。同じ三谷戯曲で結婚にまつわる勘違い劇『バッド・ニュース☆グッド・タイミング』『君となら』と比べると見劣りしてしまいましたが、それでも腹から笑った楽しい時間でした。
角野卓三はいつでも振り回されるお父さん。