ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

ブラック・レイン

ブラック・レイン (字幕版)
米/’89年製作/リドリー・スコット監督


ヤクザの抗争に巻き込まれたNY市警が日本の警察組織に阻まれながら捜査にあたる。
松田優作の遺作として記録に残ることになったが作品としてはそれほどでもなく。バブル期真っ只中であり一方で戦争の後遺症がまだ残る時代背景のもと、アメリカ×日本と個人×組織を相似形に重ねて描く。日本を後進国ではなく対等に描こうとしている感じは好印象ではあるけれど、バディものとしてみると見劣りしてしまうのが残念な部分なのだと思います。
ギラついたマイケル・ダグラスとキレキレの松田優作高倉健の良さは出ていない。