アンダーグラウンド
仏/’95年製作/エミール・クストリッツァ監督
旧ユーゴスラヴィアの激動の時代を描く。カンヌ映画祭パルムドール受賞作です。
エンターテインメント性を保つユーモアと、それに埋没させない悲劇を、ギリギリのバランスで語り抜く圧倒的なエネルギー。民族、宗教、イデオロギーetc、どこから切り取っても難しく、現代に至るまで混乱を生み続けているユーゴスラヴィア問題だけれども、こういった作品により「昔、あるところに国があった」と”記憶”と”記録”に残すことは大事なことだと思います。
マルコ役ミキ・マイノロヴィチ、クロ役ラザル・リストフスキー、ナタリア役ミリャナ・ヤコヴィチ。