ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

ドロステのはてで僕ら

ドロステのはてで僕ら
日本/’20年製作/山口淳太監督


とあるカフェと2Fの自宅のモニター画面が2分間の時差で繋がってしまったことから起こる小さなドタバタ劇。劇団「ヨーロッパ企画」初の長編映画です。
出世作である舞台『サマータイムマシン・ブルース』の系譜をいくSukoshi Fushigiな世界。練られた脚本と壮大なパラドックスとチマチマした展開は上田誠節全開で、近年劇団公演から足が遠のいていたけれどこのテイストならまた観てもいいなと思います。映画というにはあまりに小品ですが、ヨロ企ここにありと言える内容で満足でした。
土佐和成をはじめいつものヨロ企メンバー。そこに混ざる朝倉あきの可愛さたるや。