ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

ラクダ

日本/公演中(ソワレ)/16号室(八代将弥a.k.a.SABO作・演出)


女たらしのマスターの居るカフェバーに集まる女たちの狂気と愛。名古屋の劇団「room16」の作品を後身の企画団体により上演した作品です。ケースBのキャストで、初観劇。
演劇よりも映画で観たいなと思う。前半と後半とで違う作品を観たかのようで、どうもしっくりこないというのがとりあえずの感想です。3人の女たちはそれぞれの理由でイケメンの傍にいるけれども、共通するのは彼が自分を自分たらしめてくれる存在なのだろうと。それを永遠化する前半まではわかる。ただ後半は、内容ではなく視点そのものがゴシップ的展開になってしまい、主人公も一瞬作家にぶれるので、戸惑いました。あと、客席が観づらい。
主人公におぐりまさこ、マスターに渡部将之、作家にツチヤチカら。