ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

オーシャンズ11

日本/’19年公演(再々演)/宝塚歌劇団宙組小池修一郎作・演出)


最愛のパートナーを奪われそうになった詐欺師がラスベガスのカジノの金庫を狙って仲間を集める。大ヒットを記録したハリウッド映画を宝塚がミュージカル化した作品です。2011年に星組、2013年に花組が上演。
ベガスの蠱惑な世界が女性のみの華やかなショーにマッチ。鮮やかな詐欺よりも男女の恋話をフォーカスし、それはそれで作品に合っていたように思います。ただ、見せ場もメインキャストも多いストーリーのため少々雑駁な印象。個性豊かな11人のチームワークがあまり見えなかったのはスターシステムの弊害でもありました。それでも映画では味わえない揃い踏みの立ち絵のカッコよさは格別です。
主人公に真風涼帆、ヒロインに星風まどか、親友ラスティーは芹香斗亜。