日本/’15年製作/長井龍雪監督
本音を言えない思春期の男女たちがミュージカルを通じて心を開いていく。2年後に実写化もされたアニメ作品です。
秩父を舞台にアニメツーリズムとしての評価高く、はてさて作品はというところ。結論、予想外に面白かったです。おとぎ話仕立てとミュージカルとが少しかみ合わせがよくないようにも思いますが、若者のこっぱずかしい青春模様がみずみずしく描かれていて好感。夢物語がラブホテルからはじまる設定や、安易なハッピーエンドではない恋模様など、一捻りしてくる脚本も良し。そのなかで親の影の薄さは意味深長。
かわいらしいながら芯のある声の水瀬いのり。