日本/’15年公演/国立劇場(曲亭馬琴作、尾上菊五郎監修)
主君の無念を晴らすことを運命づけられた8人の男たちの物語。新春歌舞伎です。
姓に犬の字が与えられ、牡丹のあざがあり、八つの文字が浮かぶ水晶の玉をもつバラバラの者たちがひとつの本懐を遂げるため次第に集まっていくロールプレイング的ストーリーと、舞あり殺陣あり見得あり、見せ場満載の現代に引き継がれるエンターテインメントの王道。タルさを感じないといえばウソですが、気楽に、なんならながら観でダラダラと、大変楽しめる作品でした。8人は不要だなとも思いますが。
尾上菊五郎の色気。