2019-06-15 ヒトラー暗殺、13分の誤算 独/’15年製作/オリバー・ヒルシュビーゲル監督 ヒトラーの演説会会場に爆弾を仕掛けた男の数奇な半生を描く。 ひとくくりの単語で終わらせがちなナチスとレジスタンスを、映画となることでフィクションではあるけれども、人間として認識できるその効果は素晴らしいと思います。ただ、作品としてはイマイチ乗れず。運命のいたずらに翻弄される男が凶行にいたったこと、その説明で終わってしまったように感じます。人間同士の物語であるならば「テロリスト」という単語は何をどのようにくくるのかという思いを持ちながら観ていました。 クリスティアン・フリーデル。