ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

自己紹介読本

日本/’18年公演(再演)/城山羊の会(山内ケンジ作・演出)


とある広場に集まった人々の群像劇。
これだけシリアスなのに笑いが起き続けるというのは、凄い。ちょっとした仕草やズレを観察し絶妙に戯曲化されていることで、自分のコントロール外で笑いが漏れてしまう。誰も成長しないし何も解決しないんだけれども(工事は終わる)、提供されるのは非常に人間的な観劇体験なのでした。
空気の読めなさを客観視するとこうなるかと思う岡部たかし