2018-12-30 「二十四時間の情事」 仏・日/'59年製作/アラン・レネ監督 広島で出逢った日本人の男とフランス人の女の24時間の恋を描く。 記憶の散文詩とでもいうかのように断続的に描かれる映像。かつて敵国の兵士と恋に落ち悲惨な結末を迎えた女は、原爆の傷跡残るヒロシマという街に忌み嫌う故郷を重ねる。主要な登場人物は2人しか出てこないことが、女の閉塞感を強調しているのかもしれません。するめのように噛み続けないといけない作品では。 エマニュエル・リヴァと岡田英次。並んでも遜色ないのは凄い。