ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「人生フルーツ」

日本/'16年製作/伏原健之監督


ニュータウンの中に構える雑木林のある家に住む建築家の夫婦の人生を描くドキュメンタリー。
異例のヒット作のテレビ放映鑑賞。憧れのスローライフ!ではなく。戦後の復興から都市計画に携わり、ニュータウン構想では経済優先の社会に阻まれ挫折。それでも蒲鉾のようなニュータウンに移住し、イデオロギーではなく、個人の日々の暮らしの中で里山を再生させようというその等身大の生活にハッとさせられました。
津端修一さんと英子さん夫妻。サインのように使われる2人の姿を模した絵と、庭中に建てられた黄色の小さな看板が可愛い。