ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「スリー・ビルボード」

英・米/'17年製作/マーティン・マクドナー監督


娘をレイプ殺人で亡くした母親が、街頭広告を打ったことから巻き起こる事件を描く。
被害者遺族の哀しみと怒りは幾ばくか、当事者でなければわからないところはあるとは思いますが、この主人公には全く感情移入が出来ず。時には暴力も辞さず信念を貫き続けた女が、最後に迷いを覚えたこと。事実は一つであっても、正しいことは一つではない。それだけが救いでした。
気丈にふるまう主人公をフランシス・マクドーマンド、出来すぎる警察署長をウディ・ハレルソン