ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「寿歌」


日本/公演中(マチネ)/愛知県芸術劇場・SPAC共同企画(北村想作、宮城聰演出)


核戦争を彷彿とさせる世界で、リヤカーをひく旅芸人一座のやり取りを描く。北村想の戯曲をSPACの芸術監督である宮城聰が演出した作品です。
以前に加藤健一事務所版*1を映像で観ての劇場初観劇。8の字を描く果てのない道を、3人の道化がリヤカーを押す。フェリーニの『道』を彷彿とさせる風貌の男女と、視覚的にわかりやすい姿をしたヤスオ。もっともっと言葉が客席に届いてほしかったし、一緒にモヘンジョ・ダロを目指したかったです。
奥野晃士、春日井一平、たきいみき。

*1:過去の日記参照→id:totte:20080725