ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「白馬亭にて」


日本/公演中(マチネ)/名古屋市文化振興事業団


湖畔のホテルに雇われたボーイ長が女主人に恋をしたことから巻き起こる喜劇。オーディションで選ばれた役者により生オケとともに上演する、年に一度の大型事業です。
今年は日本ではあまりかからないオペレッタ演目だとか。かからない理由もよくわかるくらいドラマ性に乏しく、単調・冗長で、なぜこれを選んでしまったのかと思う。さらに、総ツッコミを禁じ得ないラストシーンには、演出家の作品読解を疑います。女主人の描写が仮にあれで正しいのであれば、間違いなく作品自体が不出来。広い舞台を狭く使う役者の配置にも不満。
モブが舞台で生きておらず、それも残念。