ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

アニメ「キリクと魔女」

キリクと魔女 [DVD]
仏/'98年製作/ミッシェル・オスロ監督


魔女に男たちを奪われ、虐げられている村に生まれた小さな男の子が、魔女の悪意の根源がどこにあるのかを見つけに行く。
スタジオジブリが全面バックアップで日本に知らしめた作品。さまざまな疑問に正面突破する男の子の姿から浮かび上がるのは、物事を当たり前のこととして捉え、考えるのをやめてしまっている自分自身です。判断することを放棄するのは、それが楽だからで、なかなか日々の暮らしの中で根本的解決をはかるためのエネルギーを精製するのは難しく。でも、そんな自分を恥じる、良い映画でした。
独特な画面構成。海外アニメも面白い。