ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「さらば愛しき女よ」

Farewell, My Lovely [DVD] [Import]
米/'75年製作/ディック・リチャーズ監督


凶暴な男からある女を探してほしいと依頼された私立探偵が、殺人事件とその裏にある陰謀に巻き込まれていく。
ハードボイルドといえばのフィリップ・マーロウの活躍を描いた作品。行き当たりばったり歩いていると揉め事にぶつかる、ただそれだけの物語なのですが、夜の空気に酔ってしまうような気分になるのは何故。女があからさまに怪しい/妖しいのと、いまいち人間関係だったり伏線だったりが脳内で回収できないまま進んでいくため、ハテナマークがいっぱい浮かびますが、まあそれも一興かと思います。
ロバート・ミッチャムのタフガイ感。