日本/'03年製作/今敏監督
あらすじは過去の日記よりどうぞ*1。観るのは3度目8年振り。
久々に観て感じたのは、演出の妙。特に「奇跡」の連鎖について、言ってみれば場当たり的なご都合主義なんだけれども、それを許せてしまうのは、その奇跡を押し付けられていないから。登場人物たちはすべて何かしら難のある人ばかりで、しかも普通なら非難されてもおかしくないレベル。それでも、その難に対しての善悪の判断は一切なされてないのです。だからこの作り手は、作品は、信用できる。
甲斐性無し、ドラァグクイーン、家出娘。嫉妬しちゃうような疑似家族。