ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「ラヂオの時間」

ラヂオの時間 [DVD]
日本/'93年公演/東京サンシャインボーイズ(三谷幸喜作・演出)


駆け出し作家の書いた台本がラジオ番組の収録中に無茶苦茶になっていく。後に三谷本人により映画化された、東京サンシャインボーイズの代表作のひとつです。
念願叶っての舞台版を発売したNHKに感謝です。映画が傑作のため、舞台演技のオーバーさや、カタルシスの弱さや、展開の強引さに、少し物足りなさを覚えてしまうところもありますが、それでも面白さは折り紙付きで。これだけのキャラクターがきちんと立っているし、それぞれに見せ場があるというのはすごい。シチュエーションコメディとはなんたるものか、教えてもらいました。
今あらためて劇団員の「生存率」に驚きます。西村雅彦、梶原善相島一之甲本雅裕近藤芳正小林隆、宮地雅子、阿南健治、野仲功ら。特に小林はこういう役ができることに衝撃。