ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「だるい女」


日本/公演中(ソワレ)/劇団あおきりみかん(鹿目由紀作・演出)


名古屋に移り住んだ女性が「あの日」の呪縛に直面する。名古屋の「劇団あおきりみかん」ツアー公演です。
自分は大きなダルさを感じているのに、出会った人々はいつもより感じのよかったあの日。何気ない幸せに溢れたあの日を、守らなければならない。3.11から4年、過去を受け入れたり折り合いをつけたりしなければならないことなんてなくて。忘れてもいい、それぞれの向き合い方がある、と受け取りました。しかし、それをなぞっただけの物語はつまらなく、主人公のRPGの主役感が鼻につく。
役者の発声や活舌がことごとく気になって。入ってくるものも入ってきません。