ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「ALWAYS 三丁目の夕日 '64」

ALWAYS 三丁目の夕日'64 DVD通常版
日本/'12年製作/山崎貴監督


初の五輪開催に沸く東京の下町を舞台に、集団就職の自動車工の恋と、売れない作家の親子の葛藤を描く。漫画原作の人気映画シリーズ3作目です。
古き良き時代という側面がどうしても鼻につくけれど、涙腺を直に刺激してくる効用は3作目であっても健在です。出演者そのままに時間が流れていくので、彼らの成長を見守っているような感覚。「男はつらいよ」「北の国から」的な。本当の誠実さとは何かをこうまでストレートに出されてしまうと、もうグウの音も出ませんね。ただ、こういう国民的映画がひとつくらいあってもいいと思います。
須賀健太の目覚ましい身体的成長に驚きつつも、この堀北真希は彼女のベストアクトではないでしょうか。