日本/'14年製作/山崎貴監督
高度な知能を持ち、人間に寄生そ捕食する生命体との戦いを描く。岩明均の同名漫画の実写映画化の前編です。
人類至上主義に大きな警告を鳴らし、家族とは何か、生命とは何かを問うた原作。人間も自然のサイクルの中で生きる動物の一種に過ぎないという当たり前のことに気付かされた衝撃は大きかったです。映画でもそんな原作の命題は踏襲するものの、ただなぞらえているだけで映画的メリハリに欠け。前後編の形にする前に、まず脚本をきちんと練ってほしかったと思います。怠慢。
キャストのイメージがことごとく違うのは、創る側と観る側のどちらのせいなのか。