ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「イントゥ・ザ・ウッズ」

米/'14年製作/ロブ・マーシャル監督


おとぎ話の登場人物が一堂に会したトニー賞受賞ミュージカルの映画化だそうです。
どうせディズニーだと思っているとしてやられます。こんなアメリカ映画があるんですね。世の中は善と悪にはっきりと分けられる訳ではなく、正しいと信じるものを自分自身で選べという厳しい激励。周知の物語を巧みに絡ませた上で独自の解釈も含ませた脚本が光ります。そしてロブ・マーシャルのテンポは怒涛の勢いをみせ、ミュージカルシーンでも全く飽きさせない。
ただメリル・ストリープである必要は無かったのではないだろうか。