ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「夏芙蓉」


日本/公演終了(マチネ)/GROUP09(越智優作、ヨシズミシゲノリ演出)


高校の卒業式が終わった夜の教室に集まった少女たちの物語。高校演劇の人気作を名古屋の「GROUP09」が上演したものです。初観劇。
これだけ緩急がはっきりした模範のような構成だと初見でもわかるのに、それをことごとく外し。開始5分で時計を見たのは最速です。そもそも大人が演じる高校演劇と銘打つならそこに上演意図と意義があるべきで。高校生がやる高校生の話をどう認識して、「大人」としてどう咀嚼したのかがさっぱり見えてきませんでした。ほぼ被るか背中向きだった配置だけでも意識してもらえればもう少し見れたかも。
戯曲は本当によくできているので高校生版で観てみたいところ。