ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」

米/'15年製作/デヴィッド・コープ監督


裏の美術商を営む英国貴族が借金返済のため、盗まれた曰くつきの絵画を探し出す。
まるでドラマシリーズの一本のような小品でした。デフォルメされたキャラクターたちがそれぞれの役割の範囲内でお約束を回収していく。香港やロンドン、カリフォルニアなど世界を股にかけるスケールも漫画的だし、国家の安全保障に関わる事件だというのに近場ですべてが動くし、毒にも薬にもならない娯楽映画だと早々に諦めてしまえば楽しめたのかもしれません。
相も変わらずのジョニー・デップ。そんな旦那一途のグウィネス・パルトロウが可愛い。そしてポール・ベタニーが不死身のマッチョマンで衝撃。