「ジュリエットたち」
経営不振の老舗旅館の若い娘と商売敵のホテルの御曹司が恋に落ちて巻き起こるすったもんだ。小川未玲の戯曲を名古屋の劇団が上演したものです。「劇団更紗」は2度目の観劇。
現代日本のロミオとジュリエットということで、「おおロミオ、どうしてあなたは、"とみお"なの?」が書きたかっただけのお話だとみた。ダメダメな人はたくさん出てくるけれど悪い人はひとりもいないというのが良いですね。それぞれが過去を抱えており、みんなでワイワイやりながら区切りをつけ前を向く、つまりは吉本新喜劇的展開なのですが、それもまた心地よい。
役者はレベルに大きくばらつきあれど、みんな楽し気にお芝居しているようでこれはこれなのでしょう。