ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「ふしぎな岬の物語」

日本/'14年製作/成島出監督


千葉の小さな町の岬で喫茶店を営む女性とその周りの人々の人生悲喜こもごも。モントリオール映画祭審査員特別賞受賞作です。
さっぱりわからない。じじばばの年齢不相応な青春模様に辟易したというのが本音です。高齢者にも青春というものは存在し得ると思います。ただこの映画の違和感はそこではなく、登場人物を演じる俳優たちの見た目を製作陣がどうも直視できていない点にあるのではないでしょうか。大変失礼な話ですが、あなたたちは「中年」をとうに過ぎているのですよと言ってあげる人間が必要だったのでは。
阿部寛はキャスティングミスでした。オダギリジョー系だったらまだ納得する。竹内結子が良かったのが救い。