ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「猿の惑星:新世紀(ライジング)」

米/'14年製作/マット・リーブス監督


猿を媒介とする人工的なウイルスにより起こったパンデミックで壊滅的な打撃を受けた人類と知能を得た猿たちの交流と戦いを描く。『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(未見)の正式続編だそうな。
武器を持ち言語を操る猿は「異質なもの」の象徴であって。排他的な現代を映し出しているということなのでしょうが、どうも特殊メイクとCGの出来を見せよう見せようとされているような穿った見方をしてしまいます。ヒトとサルとが草の根レベルで心通い合ってめでたしめでたしなのも大切な一歩ではある。ただ同属の中で"異質"を作り出すのをしょうがないで済ませてよいのかしら。
アンディ・サーキスの特殊メイク下の細やかな表情。