ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「零年―ディア・アルジャーノン―」


日本/公演終了/空宙空地(おぐりまさこ演出)


脳に障害のある少女が新進医療の実験体となるベストセラー小説の舞台化『アルジャーノンに花束を』と短編3作品の内日替わり2作品での盛り沢山な3本立て公演。女性が主役の「あたし」バージョン。役者おぐりまさこ主宰の個人ユニットで単独公演は初だとか。
「アルジャーノン〜」はかつてテレビドラマにもなっていたこともあり作品自体は知っていたのですが、流行ったときに観ていなくて今回が全くの初見。病気ものでお涙頂戴を期待していたのですが、短くまとめるためにかなり端折った印象。人間の弱さはよく出ていたと思います。短編2本についてはあくまでオマケ的でした。CMみたく間に挟んだ構成の方が逆に集中切らさず観れたかもしれません。
脳外科医役の碓井秀爾が個性的で良かったです。市民劇団の方だとか。