「パルプ・フィクション」

米／'９４年製作／クエンティン・タランティーノ監督

アメリカの低級犯罪小説であるパルプマガジン的なストーリーをコンセプトに3つの物語が交錯する(キネ旬DBより部分引用)。タランティーノの出世作です。
タランティーノはバイオレンス系だと躊躇していた自分を悔やみます。とにかく滅法面白い。至極漫画的で、かつ深い意味があるようにもないようにもどちらともとれて、これはマニア向けの中毒性があると言われるのもわかりますね。わざとB級っぽくしているのに、B級特有の臭みというものがないのが良い。洗練されたお楽しみを楽しませていただきました。傑作。
ジョン・トラヴォルタにブルース・ウィルスにとスターを並べているのにも関わらず作品の印象が上回るのがこの映画の持つ力を端緒に表しています。