日本/'09年製作/吉田大八監督
米空軍を騙る結婚詐欺師と彼に騙される女たちを描く。
この映画をトラウマ映画とみるか、恋愛映画とみるか、あるいは社会派映画とみるか。イマイチ判断に悩むところですが、僕はひねくれた純愛ものと受け取りました。嘘で塗り固められた人生のもとで理想の関係性を模索しながらそれが現実味を帯びてくると途端に怖くなって、「お金を要求する」ことで現実と嘘のバランスをとろうとしてしまうのでしょう。どこからが"詐欺"なのかとは考えたことが無かったので興味深かったです。
満島ひかり演ずる不器用な生き方に共感。