ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「鍵泥棒のメソッド」

日本/'12年製作/内田けんじ監督


なりゆきで記憶を無くした男に成りすましたことから、交換した互いの人生に巻き起こる騒動を描く。脚本に定評のある内田けんじ監督作です。
『アフタースクール』(過去日記→id:totte:20130612)と同じ面白さ。このキレのよさがどこからくるのかというと、説明シーンがほとんどないのにも関わらず情報もれがないという点だと思うのです。最小限の絵と台詞でキャラクターも設定も状況も語ってしまう。だからテンポはいいしドンデン返しもスッキリ気持ち良い。鑑賞後のちょっと薄い感触が観易い反面勿体ないなと。
堺雅人香川照之広末涼子。個人的にはアフタースクールの布陣の方が好み。