ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「県庁おもてなし課」

日本/'13年製作/三宅喜重監督


観光推進部門として新設された高知県庁の課が、かつて県庁を追い出された男と高知を盛り上げるべく奮闘する姿を描く。続々映画化されている有川浩原作作品です。
むず痒さ全開。歯が浮く台詞群には一部直視できない場面も。ま、それが売りなんですけど。公務員が主役とあって「民間感覚」という言葉が繰り返されるのですが、この作品においては別に民間だからどう公務員だからどうという話ではないと思うのです。結局大事なのは発想力であり想像力であり熱意なのだと。「仕事させろ!」という叫びを心に持った若者はきっと多い。
この映画に出てくる人々は人生の8割が恋愛で埋められているらしいです。そして複雑な感情は持ち合わせず、とにかくまっすぐ。主役、関ジャニ錦戸亮の笑顔はいいですね、拗ねてる堀北真希はもっといい。