ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2」

踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2 [DVD]
日本/'03年製作/本広克行監督


人気ドラマシリーズ「踊る大捜査線」の劇場版第2作目、海外バージョンと銘打った特別編集版です。
この作品の驚異的大ヒットは記憶に新しいところ。もう10年前ですか。公開されたときの観客の飢餓感が半端じゃなかったのを覚えています。この時の君塚良一の脚本はまだ冴えており、登場人物それぞれの魅力が非常に活きている。起こる事件のインパクトは踊るの通常営業で小さいけれども、「組織」というキーワードが大きく太く作品の芯になっており、スケールの大きさも相まって、踊るシリーズとしては異例の「映画」作品足るものだと思います。
レギュラー陣はさることながら、真矢みきの衝撃は大きい。しかし踊るを支えるのは脇の脇。イチオシは最後のシーンの小泉孝太郎とブレイク前の佐々木蔵之介です。