ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「ベルサイユのばら2001―フェルゼンとマリー・アントワネット編―」

日本/'01年公演/宝塚歌劇団宙組(植田紳爾作、植田紳爾・谷正純演出)


革命前夜にオーストリアから政略結婚でフランス女王になったマリー・アントワネットを軸に、時代のうねりに翻弄された貴族たちの姿を描く。池田理代子の同名漫画の宝塚版、何度も再演がされている人気作です。トップは和央ようか花總まり
宝塚をしっかり観るのは初めて。これはひとつのジャンルだと意識して観ないと少ししんどいですね。場面がバラバラだし、独特の演技をするし。それは我慢するにしても説明台詞だけはやめて欲しい。でも絢爛豪華な夢の世界で、ハマる人間も多いことはうなづけました。王妃マリー・アントワネットの、フェルゼンと別れてからの変貌ぶりが凄まじかったです。名演。
銘打ってはあるけれどもオスカル×アンドレの絡みも入れざるをえないのがこの物語の悩みどころ。でもオスカル×フェルゼンをちゃんと描かないと何がなんだか。