ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

アニメ「おおかみこどもの雨と雪」

日本/'12年製作/細田守監督


おおかみ男と恋におちた女子大生が2人の子育てに追われる生活と子供たちの成長を描く。細田守監督最新作です。
自然がいっぱいの中で、頼りなさ気な細腕の女の子が頼りがいのある母親として、シングルマザーとして生きる。大人にとっての10年と子供の10年との違いが面白いし、人間としての10年と狼としての10年の違いも面白い。子供の自立を見届けて映画は突如終わるのですが、「おおかみこども」では無くなったという意味で物語も一度幕を閉じたのでしょう。主人公が30代にして隠居生活のようになってしまっていたのでその後もエンドロールとかで知りたかったですね。あと、冒頭30分がタルいのと『となりのトトロ』を越えれてないのは残念。
声に関してはいろいろ揃えたようですが、これといって特筆することはないです。宮崎あおいは良かったかな。