ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「テルマエ・ロマエ」

日本/'12年製作/武内英樹監督


古代ローマ建築士現代日本にタイムスリップし浴場の設備にヒントを得る。手塚治虫マンガ大賞を受賞したヤマザキマリの同名漫画の映画化です。
予想外に当っている話題作は予想範囲内の出来でした。テンポが原作と変わらず、映画になったことでの意外性は何も無く。原作者を投影したオリジナルキャラ含めてバックグラウンドの見えない薄っぺらい登場人物たちには全然感情移入できず。まあロケ地選びはなかなか。原作を読んでない人には良いかもしれませんが、読んだ人には特に必要ない映画だと思います。
タイトルは「テルマエ・ロマエ」じゃなくて「アベ・ヒロシ」ですね。上戸彩はもっと使い方があったのでは。