「ノルウェイの森 エクステンデッド版」

日本／'１０年製作／トラン・アン・ユン監督

村上春樹の大ベストセラー小説をベトナム人であるフランスの監督トラン・アン・ユンが日本で映画化した作品です。エクステッド版というのは劇場公開時より１６分長い特別編集版だとか。
基本的に自分の作品の映画化にいい顔をしてこなかった村上春樹。今回は前向きだったという話が公開前にはあったのですが。これだけかったるい映画も久しぶりです。なんといっても僕が感じる春樹くんの世界観とこの映画の映像が全くマッチしなかったのです。もっとカラカラに乾いているイメージ。一番違和感があったのは音楽。何故ああいうジャンルにしたのかしら。いやあ、特別編集の１６分がどの部分かは知らないけど兎に角長くて苦痛この上なかったです。
突撃隊の扱いが小さくて残念。原作は全然記憶に残ってないのですが、彼の突出した存在感と「蛍」のくだりは非常にインパクトがあった箇所だったので割愛されていてショックでした。