ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

アニメ「ドラえもん 新・のび太の鉄人兵団 はばたけ天使たち」

映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団?はばたけ 天使たち?DVD通常版
日本/'11年製作/寺本幸代監督


人間を奴隷にすべく地球に攻めてくるロボットたちと戦うのび太たちと、彼らと出会い心が揺さぶられるロボットの友情を描く。'86年製作の『〜鉄人兵団』のリメイク作品です。
原作ではロボット少女リルルとの交流だけであったのを、ただの球でしかなかった原作キャラをフィーチャーしてメインキャラクターに昇格させたことで、さらにロボットと人間の心の通い合いが強調されており、なかなか有りな変更だったと思います。けれど新シリーズでいつも思うのは、「日常」の描写が弱いということ。決戦前のBBQシーン〜夜にかけてはもっと大切な何かがあったハズ。ドラえもんにはいつまでもF御大提唱「SF=少し不思議」の"少し"の価値を忘れないで欲しいですね。
新キャラ・ピッポツンデレ加減に悔しいけどにやけてしまう。今作はリルルとピッポ、そしてしずかちゃんの3人の物語だった気がします。